青柳について

百年を紡ぐ青柳糸
「柳の糸」とは細くてしなやかな柳の枝を、
糸に見立てた美しい別称。
大地にしっかりと根を張り、どんな風が吹いても
優雅に受け流しおれることのないたおやかさは、
私たちの心映えでもあります。
柳の葉のように青々とした初心を常に持ち、
華であるお客様を陰から照らすそんざいでありますように。
お客様とともに100年、
またその先までご一緒に紡ぎあえる
「青柳糸」であり続けられますようにと精進しています。
ご挨拶
手書きのラブレターを直接渡すように…
一期一会
青柳の創業は昭和24年。今では、創業時の釜飯はもとより、寿司、季節料理、郷土料理と多彩なお品書きで皆様にご利用いただいております。
お客様に喜んでいただくには、お料理からおもてなしまで、「まごころ」を込めることと考えております。例えば、青柳の大切にしているひとつに、お米。研ぎ方・炊き方、まさに「まごころみがき」の原点がここにあります。
気という字「氣」は、米を炊く時の蒸気を表します。人も元気、勇気、やる気等々…氣が大切。つまり、命の源となるもの。目には見えませんが、確かにそこにある「氣」の力。 青柳では「お米会議」というのを開いて、スタッフみんなで試食して使うお米を決めています。炊きたてのごはんを皆様に召し上がっていただきます。「磨きこんだ真心」が湯気と香りに垣間見えたなら幸せでございます。
おもてなしとは、いわば毎日が台本のない一期一会の舞台。人間関係も飾らず、まっすぐ、人の心と向き合う。自分の心の奥にひそむ純粋な人間性を見つめると、お客様の心の姿にも気づくようになる。時には優しい光、時には華やかな光を纏いながらお客様と接する。おもてなしもお料理も「まごころ」だと。
大切な人と大切な時を過ごしていただく店として、例えると手書きのラブレターを直接手渡すように…、手づくりのお料理と心づくしのおもてなしでお迎えしたいと願っております。

女将倉橋恭加
KURAHASHI YASUKA
利き酒師の女将が
料理にあった銘酒をお薦めします
青柳では、熊本の焼酎、日本酒を始め、厳選した全国の銘酒を1Fワインセラーに取り揃えております。熊本ワインや料理にぴったりのワイン、ケンゾーエステイトなど、さまざまな品種から、お客様のお好みや料理にあった銘柄をお薦めいたします。
利き酒師である女将おすすめの逸品をお楽しみください。
〈ご希望がございましたらお気軽にご相談ください。〉

震災を乗り越え、
営業再開から熊本の復興に向けて
当店の経営理念として「真心 勇気 親和」を掲げています。真心をもっておいしい料理を提供し、お客様のために勇気をもって行動、共に働く仲間を大切にしようという想いが込められております。震災後はこの経営理念の元、従業員一同力を合わせて営業再開できました。甚大な被害に遭った時こそ、経営理念が活かされ、また支えられるのだと、その大切さを感じました。市役所で行った被災者の方々への炊き出し支援は、従業員の結束を高めると同時に、皆様から当店の役割をあらためて教えていただく機会にもなりました。
これからも、熊本の郷土料理店として精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

代表取締役社長倉橋 篤
KURAHASHI ATSUSHI